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離乳食の卵はいつから?アレルギーを出さない為に1才まで卵と牛乳は焦らないで!

たまごアレルギー

卵はいつから食べていいの?

一般的には離乳食の中期頃から卵黄がOKって本にもネットにも書いてあるけど、実際はどうなの?

りんごママ

卵黄、卵白をそれぞれ別で使っているメニューも見かけるけど・・・卵っていつからあげればいいの?

栄養士ヘイポ

私の勤めている保育園の給食では、離乳食中期の段階で卵はまだ使いません。
アレルギーの原因になる卵ですから、リスクを考えると1才になってからでも遅くないんです。
私は1歳になってからの卵をおすすめします。保育園では離乳食後期から完了期くらいになって、少しずつ試していく方法を実践しています。

りんごママ

そっか✨あくまでも離乳食初期は食事になれる練習だもんね。
中期は歯が生えてないから歯茎で潰す練習だからその時期に(中期)焦って卵をあげる理由がそもそもないんだね!

Check!アレルギーの原因になる卵は1才になってからでも遅くない

Check!離乳食初期は食事になれる練習、中期は歯が生えてないから歯茎で潰す練習

正しい知識を持って卵をあげる!!

卵のアレルギーは、黄身と白身なら白身にアレルゲンがあるのはご存知ですか?

栄養士ヘイポ

白身だけ取り除いて黄身を中期にあげる人もいますが、保育園の給食では卵は1才まであえて使いません!

Check!アレルギー発生のリスクを負ってまで、焦って食べさせなくて良い

私が勤めていた保育園で起きたアレルギー事例

栄養士ヘイポ

生後8〜10ヶ月ごろ、お家で半熟のフレンチトーストを食べた子がアレルギーを発症し、その後一年間卵を食べることができませんでした。
その子には、お姉ちゃんもいました。
アレルギーの原因はお姉ちゃんが食べていたフレンチトーストと同じものを食べたこと。

りんごママ

上の子と下の子、離乳食にも慣れていたママさんでもそんなことがあるんだ・・・。
そういえば、子供二人目の人って離乳食にも慣れてて固形の進みも一人目より早い気がするなぁ。
9ヶ月でフレンチトーストをあげてるインスタグラマーのママさんをみて、
「え?!もうこんなもの食べれるの?」ってびっくりしたことある。
同じ月齢で私も作ってあげてみたら、案の定全然飲み込めないし、少しポツポツとお腹に蕁麻疹も出た。
失敗したなぁ・・・ってことあったよ。

栄養士ヘイポ

半熟だからじゃないの? 完熟なら問題ない? と思いますよね。
確かに半熟よりは完熟の方が発症しにくいです。
でも、アレルゲン自体が卵に存在している事を忘れないで!
牛乳と同じく、卵は1歳になる頃からでも充分なのです。
焦って早くからあげて、アレルギーが出てしまったら赤ちゃんが可哀相ですからね。

Check!白身黄身に問わず、アレルゲン自体は卵に存在している

Check!牛乳と同様、卵は1歳になる頃からでも充分

卵を試すときはまず卵が含まれている食品からがおすすめ!

本物の卵はアレルゲンも強いので、1才前から試すにはビスケットなどがおすすめです。

①まずは、ベビー用のお菓子(卵が含まれているビスケットなど)を体調の良い日に試してみましょう。

②問題がなく食べることができたら、次に固茹でのゆで卵から卵黄だけを取り除いて、卵黄のみを少量与えてみたり、ハンバーグや、つくね等の、卵をつなぎで使った料理をまず試してみてください。

ハンバーグと団子

③それでアレルギー反応がないようでしたら、体調の良い日に改めていり卵や、卵焼きなど、卵をメインで使っているものを試す方法がおすすめです。

オムレツ

万が一アレルギー反応が出てしまった場合はすみやかに病院を受診し、検査を受けてくださいね。

栄養士ヘイポ

赤ちゃんの頃に発症した卵アレルギーは2歳になる頃には治ることも多いんですよ♪
なのでアレルギーが出てしまってもあまり心配しすぎないでくださいね!

Check!ビスケットなど卵濃度が薄い食品からスタートする

Check!風邪気味の時はアレルギーが出やすいので体調の良い日にあげる

Check!万が一アレルギー反応が出てしまった場合はすみやかに病院を受診をする

子供たちは外見だけでなく、体内も日々成長しています✨

アレルギーがでてしまっても、重度のアナフィラキシーを起こした場合や、過度に高い数値が出た場合以外は、

この子には一生卵を食べさせてあげられない・・・など考えなくて良いのです。

栄養士ヘイポ

長い目でみて、あきらめずこどもの体調の良い日に少量ずつ、そしてすこしずつ量を増やし、抗体を作ってあげる事を保護者の方々にはお願いしたいです。

アレルギーが出ても諦めないで!母乳でアレルギーを克服した話

栄養士ヘイポ

以前、粉ミルクを飲んでアナフィラキシーを起こしたお子さんがいらっしゃいました。
栄養士の私ですらアナフィラキシー、はとても怖いです。しかし、
その子のお母さんは「みんなと同じ食事をさせてあげたい。」と、お母さん自身が乳製品を摂取し、母乳からその栄養素を与えすこしずつ、赤ちゃんの身体に慣らしていきました。
その後時間はかかりましたが3歳になる頃、アナフィラキシーを克服し、みんなと同じ給食を食べることが出来た子もいます!

なのでどうか、無理は決してすることはありませんが、アレルギーがもしも出てしまったお子さんの保護者の方々も、「みんなと同じものを食べさせてあげたい」その願いがいつか叶うよう、根気よく諦めずに取り組んでいきましょう!

りんごママ

その子、アレルギー治って本当によかった!!市販の離乳食の本に書いてあるメニューの月齢の目安はかなり順調に進んでいる子のメニューが多いから、私みたいに焦って無理せず、ゆっくり、自分の子供にあったスピードで離乳食をこれからも頑張って行きましょう♪

Check!アナフィラキシーが出ても母乳で克服したケースもある

Check!アレルギー治療は根気よくゆっくりと

(おまけ)私のご近所の保育園でも卵は給食に使っていなかった!!

近所の保育園の室内開放をよく利用していて娘のりんごちゃんを連れて保育園に遊びにいっています。

その園では月に1回離乳食相談&試食会があるんです。

りんごママ

大人気のイベントで先着5組までしか予約できないのですが、この間予約してりんごちゃんと二人で参加♪

その時のメニュー(月齢1才2ヶ月のメニューはこれ♫)(肉だんごはママ試食もありました!)

離乳食相談

相談会終了後に栄養士さんに色々アレルギーの話を聞いてみたら、、、衝撃の事実が!

栄養士さん「基本的にうちの園では乳児食も園児食も給食には卵を使わないです

「卵は普段家庭でも使われやすい食品なので、朝ごはんに卵を食べてきた子がまた給食で卵を食べるということが起こらないようにしてあげたい」

という配慮でした・・・✨

もちろん他にも理由は乳児(赤ちゃん)にはアレルギーの心配もあってあげないそうですが、保育園全体の給食で卵は使わないんですね!

その分お肉やお魚をタンパク質でとって欲しいと言っていました!(感動✨👏)母としてはとってもありがたいですよね。

離乳食を頑張る全てのママへ

一所懸命作った離乳食を、全く食べてくれなかったり、他のママと比べて焦ってしまったり、

初めての離乳食作りに加えて、アレルギーの心配をするママは大変。本当にママはすごいんです。

なので、大変な時は無理をせず市販のベビーフードに頼ってみたり、

うまく手を抜いて大変な離乳食期を乗り切りましょうね✨

ママが笑顔でいてくれるのが赤ちゃんにとっても一番です✨

大変なママの力に少しでもなれれば嬉しいです。

肩の力を抜いて一緒に頑張りましょう(^_^)♪

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